政務活動費をめぐる問題1-2

政務活動費の不正受給のメカニズム1

 長くて読みにくいからか?最近は“政活費(せいかつひ)”って略される事も多く、地方議会の定番ネタになりつつある。広島カープの勢いを一言で現わす”神ってる”と並び、ひょっとすると流行語大賞に入るかも。
 政務活動費は、われわれの税金が地元の地方議員にどう使われているかというテーマなので、しっかり把握しておきましょう。

 

 

 

政務活動費の不正ってどうして明るみに出るの?
全国市民オンブズマンという機関が役割を果たしている。 国、地方公共団体などに関わる不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的とする市民オンブズマンの情報交換・経験交流や共同研究等を行う団体。 日本全国に77ある77団体が加盟する組織。結成は1994年7月29日。
行政や企業の不正・腐敗に関し、内部告発を実際に行いたい。どうすればいい?
1995年に全国市民オンブズマンが行った「官官接待」追及のきっかけになったのも、「食糧費」を調べてはどうか、という一本の内部告発の電話でした。 地元の問題なら、各地の市民オンブズに直接連絡して下さい。協議して取り上げるかどうか決定します。なお、連絡先が全く書いてない手紙がよく来ますが、さらに知りたいと思っても連絡先が書いてなければ何ともしようがありません(しかも、そのような場合、内容もあまり大したことがない場合が多いです)。 内部告発に関しては、公益通報支援センターという市民団体が出来ています。そちらに相談してみてもいいでしょう。 詳細はこちらから

前回は、政務活動費の私的流用の実態を示しながら、その課題を解説しました。→前回の記事へ

(参考データ) 神戸新聞NEXT|社会|政活費返還6.4億円増 オンブズ全国調査
全国市民オンブズマン連絡会議